第7章 なんか…忘れてる…?
菅「真奈‼︎大丈夫か⁉︎」
真奈「あ、菅さん…。 ありがとう大丈夫‼︎」
菅「無理してるだろ。目が赤い泣いたんだな…大丈夫だったか?」
何だろう、凄く嬉しいよ
こんなに心配されたの初めてだよ、私。
親にも呆れられて、友達と思ってた子にはまさかの裏切られ、生きてた意味あるのかなぁって思ってた。
でも、今思った。
生きてて良かった。
真奈「ちょっと思い出してね…。でも、もう大丈夫!本当に、本当にだいじょっうぶだから…」
菅「泣きたいなら、泣けばいいよ、側に居るから」
真奈「ふぇっ … 向こうにっ帰ると思ったらっ、怖くて、でも、帰らないと行けないのっ… 私、帰りたくっないよ…」
菅「帰りたくないなら此処にいればいいよ、皆いる。真奈を悲しい思いにさせたりなんてしないから。」
そうして私は、久しぶりに泣いた。
疲れて眠りそうだった私に菅さんが何かを言いかけたけど、分からない。
でも、安心した
こんなにもあったかい人達に囲まれて。
「友達」と呼べる子が居て。
これ以上嬉しい事なんて何もなかった。