第7章 なんか…忘れてる…?
私は最近頭がズキズキしている。
何か忘れてる気がする、でも思い出せない、何故?
前なら別に思い出せないならいいやと思っていたけど今回はダメだ、そう思った。
だから、菅さんに理由を伝え1日考える事にした。
ー午後ー
ピーンポーン
誰だろう…? 菅さんは鍵持ってるはずなんだけどな?
真奈「はーい」
谷「真奈ちゃん⁉︎大丈夫⁉︎今日休んでたからなんかあったかと思って‼︎」
走って来たのかな、息が切れてる…
そろそろ本当の事話すべきなのかな。
言おう。大丈夫だ。
真奈「うん。ごめんね心配かけちゃって、話があるんだけどいいかな?」
谷「うん!全然大丈夫だよ‼︎」
真奈「上がって」
谷「???」
真奈「驚かないで聞いて欲しい事があるの。私ね、実は…」
言わなきゃ。
なのに、何でだろう
言葉が引っかかり出てこない…
谷「どうしたの⁇、もしかしてどっかまだ悪い⁉︎」
真奈「そうじゃないの。実は…私菅さんの親戚じゃないの。」
谷「なーんだ!その事か!知ってたよ‼︎」
真奈「え…?」
私誰にも教えてない筈なんだけど、もしかしてうっかり言った?
谷「違う次元?から来たんでしょう?菅さんから聴いてる!あ、私だけね‼︎もし真奈が本当の事言う時になったら驚かないで明るく居てやってくれって言われて、待ってたんだ‼︎」
菅さん、もしかして言い出せずに居たの分かってた?
だとしたら感謝しなきゃなぁ。
真奈「そうなの、でね時々頭がズキズキして何か忘れてる気がして思い出せないの。前にもあったんだけどね、その時は軽く考えててそれですっかり忘れてたの。でもこの頃またなってきたから、真剣に考えるべきかなぁと思って休んだの」
谷「そっかぁ。でもね、もし!その思い出せない事が真奈ちゃんにとって悪い事、辛い事なら無理に思いださ無くていいよ。この世界に居ればいいよ。これは私の考えなんだけどね」笑
すごい、心に伝わる。でも、でもね…
真奈「ありがとう。でもね、思いださなきゃいけな…」
谷「大丈夫⁉︎聞こえる⁉︎真奈ちゃん‼︎今救急車呼ぶからね‼︎」
仁花ちゃんの声が遠いな