第2章 海常高校の日常
In 部室
「なんだ!!この点数は!!」
異物を見たような反応をする、先輩方。
今日、期末テストが返された。
涼太は、帝光の頃から変わらない点数で・・・。
「小森、見せてみろ」
「あっ、はい」
テストを渡す。
「いいな。小森は」
「それほどでも・・・」
笠松Side
黄瀬の点数が、やばい。
こんなの見せたら、監督に叱られる。
海常は運動に力を入れている。
だが、この点数は、だめだろ・・・。
小森の点数が気になる。
まあ、黄瀬よりはできるだろうけど・・・。
てか、できなきゃやばいだろ。
「小森、見せてみろ」
「あっ。はい」
渡されたものを見るとやばかった。
いいほうで・・・。
社 会:100点
科 学(物理なども含む)
:100点
数 学:98点
英 語:100点
国 語(古文・漢文・漢字)
:100点
総合点数:498点/500点
学年順位・クラス:1位(1年A組)
総 合:1位
「小森はいいな。いや。よすぎるだろ」
「みせてくれ」
森山が奪う。
「凄いじゃないか」
「いいえ。そんなこと・・・・」
「春っちは、帝光のとき、赤司っちが1位で緑間っちが2位で、春っちが3位っス。俺は、いいっスよね!」
うざい。
今すぐ、シバきたい。