第3章 赤葦京治 しゃっくり
チュッ
リップ音と共に唇に柔らかいモノが触れた
目の前にはドアップの赤葦の顔
突然の出来事でなにがあったかを理解するのには少し時間がかかった
(―今キスされた!?)
自分でも顔がぶわっと紅くなるのがわかった
羞恥心から目を逸らす
なぜか紅くなっている木兎さんと目が合い、更に恥ずかしくなる
「これで、止まった…?」
あまりにも近い距離で訊いてくるため、赤葦の息が鼻にかかる
「た、ぶん…」
そう返すので精一杯だった
「ちょっ、おま、赤葦お前いくらなんでもしゃっくり止めるために女子にキスすんのは駄目だろ!!」
そう言ったのは木葉先輩
赤葦はやっと離れた
(うわあぁ!!死ぬかと思った!!!)
バクバクと鳴り止まない心臓の音は、赤葦には聞こえてしまっていないだろうか
「スイマセン…でも―」