第7章 ひとつになろうぜ/向日岳人 3/21更新
「岳人、とどんくらい付き合ってるん?」
「んー?半年くらいかな?」
「じゃあ、もうヤったん?」
「はあ!?」
ニヤニヤしている侑士に、ムカつくぜ
何だ、ソレ。
「んなの、侑士には関係ないだろ?」
「うん?シてへんの?」
うわっ。
はっきり言うなよ
恥ずかしいじゃん
「うるせーよ!………くそくそ」
顔が、熱くなってくるだろ?
「信じられへん……」
妙な生き物でも見るような目で、俺を見てんじゃねぇよ!
そりゃあ、俺だってシたいけどさ
でも、だって多分……だろうし
なかなか、タイミングみたいなのが、なくて
「別にいいじゃんかよ!」
「岳人、ちゃんとついてるん?」
「ついてるよ!!」
思わず、怒鳴っちまったぜ
「お前ら、いつまでサボってんだよ!さっさと練習に行きやがれ!」
眉間にシワを寄せ、跡部が部室に入ってきた
「ちょっと、聞いてや」
近所のおばさんが、よくやるような手つきで跡部を呼ぶ侑士
「岳人、まだなんやて」
「はあ?」
「うわっ!侑士!ばかっ!言うなよ!」
侑士を止めようと、ムーンサルトをしようとしたら
ごんっ!!