第32章 マンネリ?/向日岳人
「ハァ…ハァ……」
肩で息をしているを見下ろし、右手に持っているバイブをぶん投げた。
壁にバイブが当たる音がしてが不思議そうにオレを見つめてくる。
「……がっくん?」
「そんなにバイブ良かったのかよ……」
「えっ?」
バイブを挿れたは、いつも以上に感じてたみたいだし
オレとするよりも声がいっぱい出てたしさ。
そりゃあ、オレ
あんまり上手くないかもしんねーけどよ
「がっくん?」
オレの頬に添えられたの手
「……ありがとう」
「ん?」
「バイブ……外してくれて」
「へ?」
「私ね……」
クビに回された腕が引き寄せられる。
「バイブは気持ち良いかもしれないけど……」
「けど?」
「がっくんに愛されたいの」
恥ずかしそうに囁くの声に身体中の血が頭の中になだれ込んできた感じ。
「だ、だよな!?」
やべー
オレめっちゃ声裏がえった
「うん……玩具より……がっくんの方が良いの」
「オレも! オレ自身でを気持ち良くさせたい」
やっぱり、バイブなんていらねーんだよ。
オレとは、ラブラブなんだからさ
*オマケ付きだぜ。読んでミソ?*