第32章 マンネリ?/向日岳人
とりあえず言い訳、言い訳をしなくっちゃ
「あ、あのな。ソレはオレじゃなくて……変態侑士がさっ、、」
じとーって睨みつけるなよっ
「だ、だからさっ。ソレ……そうソレな!!
使ったらが鳴いて喜ぶって言うからさ使いたいなって!!」
「……鳴いて喜ぶ?」「使いたい?」
一瞬にして冷え固まる空気にオレの思考が止まって、気付く。
……オレ、何言ってンだ??
「がっくんのバカ!! エッチ!!」
「うわっ!!」
の怒鳴り声と一緒に投げつけられたカバンが、オレの顔面に直撃
その拍子にカバンからは、問題のアレが転がってオレの膝の上に……
しかも、あるいみ奇跡だぜ
だってよ、勃った状態で股の間にあるし。
「がっくん最低!!」
って怒鳴るの視線はオレの股間に集中してんじゃん。
顔を真っ赤にしてるのは……?
どっちだ?
怒ってるのか?
それとも……
「期待してる?」
「えっ?!(な、なに? がっくん、何言ってるの?)」
更に耳まで真っ赤にしてそっぽをむく……
と、なるとだな。
これは期待してるのか?
だよな。
怒っていたら視線なんか外さない筈
これは使ってみるしかないよな?
そう思ったオレはの腕を引き寄せて抱きしめる。
「なあ……使ってみようぜ」