第3章 出会い
オーキドSide
グリーンのうしろには
グリーンと同じくらいであろう女の子がいた。
彼女は、ひどく怯えた顔をしていた。
近づくと座り込んでしまった。
それと同時にポッポの“かぜおこし”で
うしろに吹き飛ばされてしまった。
なんとも強いポッポだな……
……イヤそうではなくて……
「すまん…怖がらせてしまったな
わしは君に何もする気は無い」
そうしてゆっくりと近づくと
彼女はこくんとうなずいた。
「君の名前は?」
『……ピンク』
「ピンクちゃんか…わしはオーキドだ。
お父さんやお母さんはどうした?」
『……いない…』
「そうか……
ならわしらと一緒にここで暮らすか?」
ピンクはしばらくたってから
縦に小さく首を動かした。