第1章 4月の日常。
「今年で高校最後かぁ….」
無事に進級できた村岡 晴香は桜を見ながら1人思っていた。
「まあ、成績は自分で言うのもあれだけど評定4.7だし…。進級できなかったらおかしいかw」
晴香はふふふと笑った。
「はーるかぁぁあ!!!」
大きな声にビクッとする。
「なんだ、舞か…」
「なんだとはひどいよ!!」
齋藤 舞。クラスで1番仲の良い友達だ。社交的で明るい構ってちゃんw
赤点常習犯でもある。
「ごめんごめん。それより…」
「それより?」
「進級できてよかったねm9(^д^)」
「う゛っ……….。わわわわ、私だってYSDKだしっ!!」
「YSDK??」
「やればそこそこできる子(*`ω´*)ドヤッ」
「そんなどやっとされても…」