第8章 最終章~悲しみの終わり~
ガチャっ
【苦しんだ思考は破裂寸前でもう我慢できない】
「ハァッ、てが、みが、…」
「俺らもだ…」
「あと、こいつ…(グイッ」
「藤堂…」
「これ、ほんとうなんすか…」
『…』
【奇声の叫びに狂って血を流し】
「おいっ!!どーなんだよっ」
『…全部、姫の演技よ!?だからなに?あいつが悪いのよ…?人気ぶって、ブスなのにー?何で姫じゃないわけ!?』
「俺たちを騙していたのか!?」
『でもね?騙される方も騙される方よ!?姫はただ嫌われるように仕向けただけ。直接手をつけて、傷をつけたのはあなたたち。それに代わりはないのよー?』
「…」
「とにかく、飛鳥を見つけることが最優先だ。」
「ああ、」
タタタッ
『なによ。何で姫じゃないのよぉ…』
一人呟いた