第15章 〈ONE PIECE〉THE WORLD IS MINE
オープニングで流れていた音楽が突然止まった。
スポットライトに光がつき、ステージ上の3人を照らす。
『キャーーーーー!!!!!』
会場中が完成に沸く。
3人はマイクを構える。3人分の呼吸がマイクを通して、会場の人々へと伝わる。
「♪〜島の向こうに見えた海に
求めているものがきっとある〜♪」
3人が歌い出すとともに、歓声はピタリと鳴り止む。そして、手を前へと伸ばすと、ペンライトが海の青色に染まって行く。
「♪〜3人の夢を 見つけに行こう
Ah……おれ達は必ず自由になろう〜♪」
アカペラで3人がハモりながら歌い終わると、伴奏が流れ始める。
『キャーーーーー!!!!!』
3人が移動するだけで、客席からは歓声があがる。
「♪〜時は満ち足りたぜ兄弟 準備はできてるか?〜♪」
『OK!』
サボが歌うと、ファンからコール&レスポンスが返ってくる。
「♪〜やっと出たぜ……待っていた今日の日を〜♪」
エースがニコニコ笑いながら、客席のファンへと手を振る。ファンは騒ぎながら、手を振り返す。
「♪〜未知なる冒険の旅が始まるぜ Ah……〜♪」
ルフィが男にしては高いパートを見事に歌い上げる。