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兄弟だから
第2章 沖田総司
しかし、そこに総司の姿はなく、周りを探してみたがやはり見当たらない。
不思議に思いながらも仕方なく道場へ足を運ぶ。
しばらくして、道場の近くへ来ると何やら騒がしい。
嫌な予感がしてそっと中の様子を確認する。
するとそこには、兄弟子たちに折檻されている総司がいた。
「っ!そっ、「待て、彩音」周斎先生・・・」
周斎先生は「ここで手を差し出したら他人に憐れみを請う気持ちが芽生える」と言った。
私は助けられない悔しさを隠しながら部屋へ帰った。
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