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第3章 Ⅲ お前のために


渚「はぁー、大会まであと1週間かー、怜ちゃん、調子はどう?」

怜「任せてください、僕はいつでも調子は整っています。」

真琴「はは、頼もしいなあ。」


大会まであと1週間

俺たちは調整の段階に入っていた


渚「そういえばさ、今日クラスの女の子が言ってたんだけど、今度僕たちが出場する大会の会場の横のホールでコンクールがあるらしいね。」

真琴「コンクール?」


渚「うん!県内の吹奏楽部のコンクールなんだって。」


真琴「へー。じゃあ、マキちゃんも出るんじゃないか?ハル。」


「・・・・っ!!」


渚「あっ!ほんとだねー!ねえ、ハルちゃん、マキちゃんに聞いてみてよ!」


「いやだ。めんどくさい。」


渚「えーなんでー?」


怜「あの・・・マキちゃんって誰なんですか?」

渚「あ、そっか、怜ちゃんは知らなかったんだね。ハルちゃんの彼女だよ!」


「ちょ・・//!」


怜「遙先輩の・・・彼女・・・!」


「・・・・・・うるさい。」


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