• テキストサイズ

藤ヶ谷先生、大好きですよ?

第26章 ♡Story23♡ 熱愛疑惑は白or黒?


百合Side


「っすいません......」



撮影中、百合は視線の気まずさのあまりNGを何回か出してしまった。



「大丈夫、気にしなくていいよ(微笑)」






「何あの子、柊君の足引っ張ってんの?チョーうざい」



「餓鬼のくせに柊君に色目使ってるからああなるんでしょ?(笑)」


「あー嫌だねぇ......最近の餓鬼は(笑)」





「っ......」
(私だって、ミスしたくてNG出してるわけじゃないもん!)



唇を噛み締める百合。



「......。」



柊は自分のファンであろう女子生徒がいる方へ視線を向けた。




「やっばぁ!柊君がこっち見たぁ♪」



「あれ絶対私を見たんだってば!」



「......(睨)」



ほのかに眼を飛ばした柊、そんないつもと違う柊にファン達は肩をビクつかせた。




「っ何よ......あんな子庇っちゃって......」



「あの餓鬼、一体柊君に対してどんな色仕掛けしたのよ......」





「......。」



「......っ柊さん!」



そして柊は百合の問いかけをよそに、睨んでいたファン達の元へ歩いて行った。



「っ柊さんもしかして......」
(もしかして、午前中の女性スタッフと同じように......?
っそれなら、さっきみたいに小言じゃ済まない気がする......
それだけ彼は、百合ちゃんの事を......)



柊を心配そうに見つめる涼介だった。







/ 650ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp