第26章 ♡Story23♡ 熱愛疑惑は白or黒?
そして馬淵と共に社長室に来た柊。
「社長、僕に用とはいったい何でしょうか?」
「......柊、この記事の事は知っているか。」
安藤が柊に記事の載った雑誌を渡す。
「......っ!」
(っこの記事......)
「その様子だと、心当たりあるのか?」
「っ......このような事実は、っありません。」
「だが随分親しそうに見えるが?」
「っ同じ部屋に泊まったから、そう見えるんだと思います。
彼女とは、ただの友人ですから......」
「......そうか。」
「社長......ならこの写真はいったい......」
「......?」
(この写真?)
「......ただの人違いかもな。」
「社長......この写真とは?」
「......これだ。沢木、」
「はい。」
沢木がタブレットで写真を柊に見せる。
「......」
(またこの写真か......)
「この抱き合っているうちの男、お前ではないよな?」
「......はい。」
「わかった。柊、もう帰って大丈夫だ。
明日もドラマの撮影がある、今日はゆっくり休め。」
「はい、では失礼致します......」
お辞儀をし、社長室を後にした柊。
「で、では私m..「馬淵、お前はもう少し残れ。」...へ?」
馬淵も社長室を後にしようとしたが、安藤に引き留められた。