第26章 ♡Story23♡ 熱愛疑惑は白or黒?
???Side
「黒瀬、百合ちゃんの様子はどんな感じ?」
「今日も一日中マンションの部屋にいます。
恐らく外に出る可能性は低いでしょう......」
「ふぅん......」
家にいない間ずっと、あの男のいえに住んでたのか......
「やっと居場所を見つけたと思ったら、
まさか他の男のうちに居座ってるなんてね......」
君の声を聴けるって言っても......
電話で話している時や起動している時だけだからねぇ......
「学校にも行ってないみたいだし...今年の文化祭はお預けなのかなぁ......」
せっかく、楽しみにしてたのにねぇ......本当に残念だよ。
「●●●様、今後はいったいどう致しましょうか?」
「.....そうだねぇ、もう百合ちゃんの居場所は分かっちゃったし......
今度はあの男のほうも監視しておいてくれない?」
「承知致しました。」
「......もう下がっていいよ。俺もそろそろ仕事に行かないといけないからね。」
「はい、では失礼致します。」
そう言うと黒瀬と呼ばれた黒服の男は男の部屋を後にした。
「本当にあの男は邪魔だなぁ......」
......これからどうしようねぇ、
藤ヶ谷太輔さん♪