第25章 ♡Story22♡ 熱愛発覚!?
『百合ちゃんを諦める気は......ありませんから。』
「っ......クソが!」
ガシャッ!
苛立ちを覚えた太輔は怒りに身を任せ、
自然と握っていたスマホを部屋の床に投げつけていた。
「はぁ...はぁ...はぁ......」
投げつけたスマホ画面左側にはひびが入っており、割れていた。
「......携帯、そろそろ替え時だな......」
(っ怒りに任せて投げつけちまったけど......
それだけ......
『先生......私のこと、覚えてくれていたんですね......。』
『......生徒が先生を好きになっちゃ、ダメなの?』
『そんな風にされると私、期待しちゃいますよ......?』
『それでも好きなのッ!』
『ねぇ早く行こうよ!太輔!今日はぜ~んぶを周るんだから!』
『だって私の夢は太輔のお嫁さんになることだもん!』
『ん?......もう少し、太輔といたい......。』
『やっぱ先生を彼氏に持つと宿題が楽だよ(笑)』←
『大人にはわかんないの!』←
『太輔お疲れ様!はい、チョコレート!』
『......手、繋いでもいい?』
『勿論だよ!これって世界に一つしかない指輪でしょ?
これならずっと着けていられるよ!ありがとう、太輔!』
『ありがとう、太輔......こんなに素敵な誕生日......
一生忘れないよ......ありがとう......。』
『ずっと太輔と、こうしていたいよ......。』
『ゆっくり思い出していこ?時間はいっぱいあるんだから!』
『私、全部思い出すまでずっと待ってるから。
どんなに時間が掛かっても......』
『だって、一度だけでも触れ合うとね?
ずっとそうしてたいって思っちゃうの......。』
『ずっと太輔といたいって思うの......。』
『その心遣いだけでも嬉しいもん(微笑)』
『太輔、お帰りなさい!』
『ありがとう、太輔(微笑)』
それだけ百合を、
愛しているんだな......
狂おしいほど......