第9章 おまけ
病院(への道中)にて①
木「いやぁぁぁぁ!!!注射ヤダァァァァア!!!」
赤「うるさいですよ、木兎さん。もうすぐ着くんですから腹くくって下さい」
木「イヤァァァァァ!!!」
赤「はいはい、注射怖くないですよー。帰りに焼肉行きましょうねー」
木「焼肉!?」
赤「そうですそうです。だから注射頑張りましょうねー。……全く、前から注射を嫌がっていたとはいえ、ここまで過剰に怖がることなんてなかったのに……。(ピロリン)……ん?」
木「ヘイヘイヘーイ!焼肉があんなら注射なんて朝飯前だぜ!!」
赤「セッターL○neだ。青葉城西の主将さんから……動画?『薄いのに分厚い本の朗読を怖がるDKたちの様子を実況してみた』……?」
病院(への道中)にて②
『そして、(ピーッ)にドロドロにされたKの(ピピーッ)は(ピッピー)によって開き、やがて(ピッピピー)を……』
『イヤァァァァァ!!!ヤメテエェェェェ!!!!!』
『あのー、(ピッピピー)ってどーゆー意味ッスか?』
『Kくんは耳を塞いで絶叫を続けております。涙目がそそりますねぇ。やはり、自分がアレコレされているという内容が彼のSAN値をゴリゴリ削っているようです。一方、Hくんは興味津々にトンデモワードを質問。強い。強すぎるHくん』
赤「黒尾さん……御愁傷様です……。そしてこの格好は……。一体音駒に何が……」
木「おーい、赤葦!行くならさっさといこーぜ!さっきから何見てんだ?面白いのか?」
赤「あ、ちょっと、木兎さんは止めた方が……」
木「ん?何だこれ?さっきの警察署?黒尾とロシアな後輩……ヒッ!!?」
赤「木兎さん?どうしました?」
木「な、ナース……極太……お注射……!!!イヤァァァァァァアア!!!!」
赤「ちょっと!?木兎さん!?逃げた!」
病院(への道中)にて③
赤「はぁ……はあっ……やっと……捕まえた……」
木「ウエエエエエ……怖い……お注射怖いぃぃぃ……」
赤「……何なんだ一体。木兎さんはこの動画を見て……いや、ハーフの一年くんを見て怖がっていた?そして……極太?お注射?ということは……まさか……」