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誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】

第3章 西の名探偵、東の名探偵。それぞれの事情


「よっしゃ。やっと工藤に勝てたで」
電話口で平次は喜んでいた。
『一件差じゃねーか。西の名探偵ならもっと事件解決した方がいんじゃねーか』
「アホぬかせ。お前の周りには事件が多すぎんねん。俺んとこは事件が少ないだけで平和っちゅーこっちゃ」
この1ヶ月で平次は8件、新一は7件事件を解決した。最近の2人の電話での話題は事件の話題が多い。
『んなことより服部。親友の俺になにか言うことあるだろ?』
新一は話をいきなり変えた。
「はぁ~?お前に言うこと?特に何もないけど」
『バーロー。蘭が言ってたぞ。服部、和葉ちゃんにとうとう告白したらしーな』
「…!?…あぁ。まっ…まあな」
(和葉のやつ…余計なこといいよって)
『よかったじゃねーか。どうだ?お前もキスぐらいしたか?』
そう新一に言われた途端あの温泉の出来事が平次の頭をよぎった。
「あっ…アホ!何きーとんねん」
『あ。その焦り方はもうしてるな』
「ひっ…人のことより自分はどーやねん」
『俺か?俺は…キスどころか…』
「はぁっ?!なにいいいいっっ?!一線超えたっちゅーことか?!」
感情が入りすぎて思わず電話しながら平次は立っていた。
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