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誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】

第21章 Matrimonio felice


in教会
6月28日。会場には多くの人が祝福を祝いに参列していた。その裏で平次は白いタキシードに身を包み、緊張を隠せない表情で立っていた。
「おーい!服部!しっかりしろよな」
いきなり話しかけてきたのは新一だった。その隣に蘭も一緒だ。
「く…工藤ぉぉ!」
「なにビビってんだよ。もうすぐ父親になんだろ?そんなんでどうすんだよ」
「なっ、なんでそんなこと知っとんねん!」
「分かるに決まってんだろ?急に結婚なんて。子供がデきたしか考えられねーよ」
新一は笑って平次の肩をポンと叩いた。
「おめでとう!服部くん」
蘭も笑顔で歓迎した。
「あぁ。どうも…」
「そう言えば和葉ちゃんは?」
「和葉なら今、ウエディング…」
平次は何かを言いかけたが部屋のドアが途中で開きそこにウエディングドレス姿の和葉がたっていた。それに見とれ言葉が止まってしまった。
「か…和葉。ごっつー綺麗やんけ‥」
顔を赤らめて平次は言った。
「すごーい!和葉ちゃん、とっても綺麗だよっ!」
蘭は和葉のウエディングドレス姿にはしゃいだ。
「ありがとー!蘭ちゃん。…って平次!緊張してるやん!アカンで!」
「なんやと?!緊張なんかしてへんわ!!」
あまりにも綺麗な和葉に見とれて平次は会話どころではなくなってしまった。
ガチャッー
ドアが再び開き遠山家と服部家の両親が入ってきた。
「和葉…!綺麗やで~」
あれほど平次と和葉の結婚に反対していた惠が心が変わったように2人を暖かい目で見た。
「平次、しっかりしーや」
静華が平次に褐を入れた。
「おう…頑張るで」
「そろそろ入場の準備、お願いします」
会場役員が平次と和葉を呼んだ。
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