第5章 孤独
寒いな…
私は少し遠くの公園に逃げた。
やっぱり1月は寒いよなー…
『孤独なあなたが』
耳から離れない…
《孤独》なんかじゃない。
私は《孤独》なんかじゃない。
そう思っている時点で孤独なのかな…
その時
『おい‼︎』
誰かと思った。だって櫻井さんの声じゃないんだもん。
顔を上げると
息を切らした二宮さんが立っていた。
二宮『探したぞ。』
『ど、どうして…』
二宮『あのさ…ゴメン。』
『え⁇』
二宮『俺、昔から心で思ってないこと言っちゃうんだよ。さっきも心の中で思ってないこと言っちゃったてさ…ほんとゴメン。』
そうだったんだ…
なんか私が悪く感じてきた…(苦笑)
『いえ‼︎私もそんなこと知らなくて…ゴメンなさい‼︎』
私は頭を下げて謝った。
その時
フワっと温もりが上から降ってきた。
顔を上げると二宮さんが私を抱きしめていた。
『なっ⁈』
二宮『ファンなんでしょ⁇こうしたら許してもらえます⁇』
ヤヤヤヤヤバイーーー‼︎
そして二宮さんが私を離した。
二宮『顔真っ赤だよ笑』
そりゃそうです笑
『許します‼︎許します‼︎』
二宮『みんなに連絡しないと。……っと』
二宮さんがメンバーの皆さんにメールをし、私と二宮さんは先にシェアハウスに帰った。