第34章 永遠の誓い
大倉は、ゆっくりと向き直り
真っ直ぐに私を見つめた。
大倉「お願いだから
これからは、あんな無茶はしないでほしい...
これからは、僕が貴女を守っていくから...」
緊張が溶けて、
吐息混じりに
そう声をかけ、再び強く抱きしめた。
大倉「永遠の伴侶に出逢えた。
こんな突飛な運命に流されて…。」
「大倉さん.....」
私の瞳から涙が止まらなかった。
愛する人に抱きしめられ、
この運命に深く感謝していた。
私たちは幸せそうに微笑むと、
優しくキスをした。
その時、あの部屋の
女性が眠る棺が優しい光に包まれて、消えていった。
大倉は目を閉じて、天を仰いだ。
大倉「これが、答えだ…。」
二人は手を繋ぎ、
仲間の待つ部屋に戻って行った。
真の、永遠を誓って。