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【黒バス】淡色の夢

第35章 変わらぬ毎日


~弟サイド~

朝起きると、目の前には姉ちゃんがいる。
毎日一緒に寝るのは当たり前。てか、俺が離れたくないってだけ。
おはようのちゅーして、うまい朝飯食って、学校に行く。
廊下ですれ違って、ちょっと話してみたり。
真ちゃんともだいぶ打ち解けたみたいだけど、内心ちょっと不安。年上好きめ。
部活終わった後の体育館裏でキスなんてのもしたな。
閉じ込めておきたいくらい姉ちゃんが好きすぎてたまんねぇ。
一日の終わりも、姉ちゃんを抱きしめて寝られる。
「なぁ、姉ちゃん。約束、覚えてっか?」
「覚えてるよ。もうすぐだね、誕生日」
姉ちゃんが俺の頬に触れてくる。小さくて柔らかい手。
「やっと、姉ちゃんを俺だけのもんに出来んだな」
あの日の約束から、ずっと我慢してきた。
俺だって、健全な男の子だし?
「早く、和成のものになりたいな」
なのに姉ちゃんてば!俺のことからかってんのか?試してるのか?!
「え?え?!ちょっ、姉ちゃん!今なんて言った!」
「おやすみ!」
「くっそーずりーぞ姉ちゃん!」
ちゃんと聞こえてるんだぞ!今すぐ襲っちまうぞ!
なんてまぁじゃれ合いながら、大好きな友里と毎日一緒に過ごして行くんだ。
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