第42章 独りの焦燥
いつもの速攻なら簡単には止められないけど…
ブロックに追いつかれたり、綺麗に決まらないのが多くなって来た。
あのサインはもう完全に読まれてる…
バムッ
金田一君の速攻が決められた。
それも、
影山
(またブロックの上から…)
翔陽のブロックが届かない高さから。
及川
(そんなにびっくりする事ないよ。これが、金田一の〝本来の最高打点〟なんだからさ)
点数は、9対16で青城のリード。
「ナイッサー!」
「サッコォーイ‼︎」
影山
(7点差…なんとか詰めないと…)
「ライトライト!」
ドパッ