第42章 独りの焦燥
戦況は、5対10で青城のリード。
嶋田
「5点差か…食らいついて行けよ…!」
滝ノ上
「萎縮すんなよォ〜?」
暦
「皆は、そう簡単に縮こまったりしませんよ」
梢
「ほほう?」
だって…
田中
「ソアァァ!!!」
龍先輩が居るから。
田中
「ハイヤーッ」
ドギャン
龍先輩のスパイクで音が大きく響いた。
田中
「ッシャアァァイ!!!」
梢
「元気っスね〜、彼。日向君に負けてないっス」
暦
「うん。龍先輩、いっつもハイテンションだから」
煩い時もあるけど、試合中はとても頼もしく感じる!