第41章 IH予選─VS青葉城西高校─

滝ノ上
「そういう〝人が交錯する場所〟は、レシーブに入るのが一瞬遅れたりしてミスし易い─って感じじゃないかな」


梢
「視界も遮られるし、接触するかもと大きく動けないし」


滝ノ上
「でも、来る場所さえ分かったら─取れないサーブじゃない」


ドッ


東峰
「っしゃ！」


今度は、東峰先輩が綺麗なレシーブを返した。


影山
「ナイスレシーブ！」


飛雄からライトにトスが上がり、澤村先輩のスパイクが決まった。


暦
「ナイスー‼︎東峰先輩、澤村先輩‼︎」


梢
「とお──及川君以外の青城の選手は、皆そこを狙って打ってるんだと思いマス」


「色々考えながらやってんだあ」


「オジさん、お姉さん、ありがとうございまーす！」


滝ノ上
「Σオジッ…あっ、ハイ」


嶋田
「へっ(ニヤッ」


梢
「(ブフーッ」