第41章 IH予選─VS青葉城西高校─
暦
「奥手に見えて…好きな子にはアタック…(小声」
復唱した私は、練習試合の日の、別れ際の研磨さんを思い出した。
さようならと言った後、腕を引かれて…そのまま頬に……
暦
「っ!////」
いや…いやいやいや!あれはあれは…挨拶的な!及川さんがやるような!
…でも、研磨さんはそういう事するような人じゃ……
暦
「うーん…」
梢
「むむ?どったの暦ー?」
暦
「////なんでもない!」
あー!梢の所為で変な事考えちゃった!
梢
「顔赤いっスよ?…ははーん、さては徹ちゃんのサーブ見てトキめいてたな!」
暦
「違うわ‼︎」
梢
「カッコイイもんねー、徹ちゃん!大丈夫!暦なら、ちょーっと押すだけでイチコロだぜ☆」
暦
「しないし‼︎」
お願いだから、梢は口閉じててー!