第40章 灰色のジャージ
でも、翔陽は翔陽で飛雄に気を楽に持たせようとしてるんだろうな…
日向
「明日、大王様倒して─」
影山
「!(“倒す”…あの及川さんを倒さないと、先には進めない)」
日向
「テレビに映るんだから、爽やかな顔の練習した方が良いぞ」
影山
「Σ⁉︎余計なお世話だ!」
…なんだ、
暦
「気を楽に持てって意味かと思ったら…」
菅原
「そのまま表情についての話だったみたいだな」
翔陽らしいっちゃらしいけども。
影山
「試合には勝つ。勝たなきゃ先に進めねえ!」
日向
「よっしゃー!」
結果オーライ感が凄いけど…少しは緩まったかな?
1年生、2年生、そして3年生に、それぞれの思いがある。
私も然り…
でも─目指すものは同じだ。