第33章 雑誌とIH
先輩達の背中が、道形に消えたのを確認して、
私は、坂ノ下商店を睨んだ。
そして、自販機の陰に隠れてる人─久志先輩を引っ張り出した。
暦
「久志先輩、何してるんですか?」
木下
「えっ(汗)いや、何も…」
なら何故隠れてたんだ。
私は、久志先輩を押し退けて店内に入った。
田中
「リミットは明日の夜迄だ。遊んでる時間は無いぞ!」
1年
「ええええっ⁉︎」
暦
「何のリミットですか?」
全
「Σ!!?」
田中
「お、おまっ、な…」
皆、凄い驚き様。
暦
「澤村先輩のお誘いを断った上で、食べ物片手にここに居るって事は、何か聞かれちゃマズイ話でもしてたんですか?」
思っきしギクッとしてるし、もうほぼ確実だね。