• テキストサイズ

【ハイキュー‼︎】大事と大切の違い【修正中】

第32章 私の経歴


気付けば、下校時間ギリギリになっていて、皆で慌てて片付けをして、解散になった。


今は、梢と一緒に帰ってるところ。



「皆良い人っスね〜…暦、よく泣かなかったね?」



「うん…皆良い人だよ」


だからこそ…言えなかった。



「本当の事を言えば、練習に付き合って、なんて言われなかったろーに…良かったの?」



「良かったの。…それなら、約束を破る事にはならないから」



「もし、知られたら…暦は、どうするつもりなの?」


過去の夢を見た、合宿中の夜…泣いてた私に、菅原先輩は気付いて、気遣って、優しくしてくれた。


そして、嘘は吐くなって言われた。


でも、私は…菅原先輩にも皆にも、嘘を吐いた。



「もし、皆に私の過去を知られたら…」


私は、過ちを悔いて、罪を償いたいと思って、でも自分の大事なものを捨て切れない…酷い人間だ。



「バレー部を、辞める……二度と、皆には関わらない」


私は──大切なものを壊した人間だ。


/ 1267ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp