第32章 私の経歴
菅原
「俺も、鳴宮に練習付き合ってほしいな」
暦
「菅原先輩まで⁉︎」
こ、断り辛い…‼︎←
菅原
「正直言うと…結構腹立ってるんだ。こんな大きな秘密持たれてた事」
暦
「!」
菅原
「でも、言わなかった理由を聞いて…あの時、無理に聞き出さなくて良かったとも思った」
全−菅原/暦
(あの時…?)
合宿中の夜に話した時の事かな…
菅原
「だから、許す。もう、鳴宮は謝らなくて良いべ(ニッ」
菅原先輩に笑いかけられて、私は胸が痛くなった。
菅原
「でも、こんな凄かったって分かったら、実際のプレー見てみたいべ⁉︎だから、練習に付き合ってほしいんだ」
暦
「この流れで頼むの…なんか、ズルくないですか…」
菅原
「ん?まぁ、許しても腹立ってるのは本当だし」
…初めて、菅原先輩を黒いなと思った。
ぐぬぬ…これは、断れない雰囲気…