第32章 私の経歴
何で夕先輩、ビシャビシャなんだろ…
西谷
「さっきは、いきなり怒鳴ったりして悪かった」
暦
「Σい、いえ、それは全然…こちらこそ、すみませんでした」
それより…
田中
「どうしたノヤっさん⁉︎」
澤村
「何でずぶ濡れなんだ、西谷」
西谷
「頭冷やして来ました‼︎」
梢
「アレっスか?水道で頭から水浴びっスか?」
西谷
「ウス」
夕先輩が答えると、梢がサムズアップした。
梢
「イイ!それも青春ならでは!」
暦
「梢は黙ってて」
そろそろ本気で煩い。
暦
「あ、タオル…!早く頭拭かないと、体が冷えちゃいますよ!」
私は、急いでタオルを取りに行き、夕先輩に手渡した。