第31章 赤色のジャージ
片付けが終了し、荷物の整理をしていると…
黒尾
「暦!」
後ろから黒尾さんに声をかけられた。
暦
「何ですか?」
振り向くと、音駒の皆が集まってた。
黒尾
「一応言っとかねーと、監督とコーチに怒られるからな」
暦
「?」
何を?
黒尾
「今日はありがとうございました!」
音駒
「したーっ‼︎」
音駒の皆に頭を下げられた。
いや、なんていうか…恐れ多いよ‼︎
暦
「こ、こちらこそっ、良い経験になりました!ありがとうございました!」
私も頭を下げた後、互いに頭を上げ笑い合った。
音駒の臨時マネージャー終了か…少し名残惜しいな。