第30章 好敵手
翔陽が右に跳び、飛雄のトスが上がる。
黒尾
「!」
ドシッ
お、今のはいつもの変人速攻だ。
日向
「やっぱこの感じキモチーッ(うひょーっ」
影山
「っシ!」
成る程ね〜、飛雄の判断かな?
MBとしては走より黒尾さんの方が実力あるけど、あの速攻には走の方が慣れてるから…普通の速攻より有効なんだ。
黒尾
「やっぱスゲーな。人間離れって、ああいう奴等の事言うんだろうな」
孤爪
「……」
黒尾
「それじゃあ─取り返すか」
…やっぱ少し怖いな、黒尾さんて。
「日向ナイッサー!」
「ナイッサー」