第4章 レシーブ練習
──午前6時44分
影山君がトスを上げ…
田中
「ラッシャアアアイ!!!」
ドガッ
田中先輩がスパイクを打った。
田中
「おーし、絶好調〜っ」
私は、窓拭いたり、床拭いたり、ボール磨いたり、空気入れたりしてる。
日向君は、菅原先輩とレシーブ練習中だけど…
菅原
「日向、よそ見すんな!」
ボールから目を離してしまうくらい、集中出来てない様子。
日向
「おれも、スパイク打ちたい!おれにもトス上げてくれよ!」
日向君はスパイク練習がしたいんだよね、さっきも言ってたし。
影山
「………………」
影山君が、日向君を見る。
眉間にシワ寄りまくってる。