第24章 疾走から失踪
暦
「あの、私も人探してて…身長は私と同じくらいでオレンジ頭の男子、見てませんか?」
?
「んー…見てねえな」
暦
「そうですか。お時間取らせてしまい、すみませんでした。ありがとうございました」
私は、その人に一礼し、再度歩き出した。
次は何処探そうか…
?
「ちょい待ち」
ん⁉︎
その人に腕を掴まれてた。
?
「折角だから、一緒に探さねえか?」
何故?
あ、でもこの人地元の人じゃないから、探し難いのかも…
暦
「…じゃあ、よろしくお願いします」
困ってる人は放って置けないし!
?=黒尾
「よーし。…そういや名乗ってなかったな。俺は、黒尾鉄朗、高3だ。お前は?」