第24章 疾走から失踪
日向
「ゴクン)音駒って、いつこっちに来るんですか?」
菅原
「ウチの前にも練習試合があるみたいだから、今日か明日に来るのかもね」
武田先生から聞いた話だと、音駒は今日東京を出発し、早速練習試合があるらしい。
日向
「いいな!練習試合ツアー‼︎」
翔陽は無邪気だな〜。
そんな翔陽を、飛雄がキッと睨んだ。
影山
「キツいぞ」
日向
「キツいだろうけど!」
田中
「ウチの合宿だって…十分キツいからな?」
私は、昨日受け取った練習メニュー表を思い出した。
田中
「お、暦は知ってんのか?」
暦
「ハイ」
私は、西谷先輩にご飯のお代わりを渡し、翔陽達に歩み寄った。
暦
「朝食後の午前は、ロードワーク、スリーメン、シートレシーブ、強打レシーブ、サーブ&サーブカット…を通常の3倍」
蛍と忠が、ゲンナリするのがわかった。