第22章 得意不得意
花巻
「へぇー!じゃあ、俺とバトルしてみようぜ!」
暦
「受けて立ちます」
バトルとか久しぶりだ〜、テンション上がる!
花巻さんと私は、空いていたレースゲームの台に座り、コインを入れた。
花巻
「女の子とこれプレイすんのは初めてだわ」
暦
「私は、異性とプレイするのは初めてじゃないですよ」
及川
「え、そうなの?」
なんで及川さんが反応するんだろ?
暦
「小中の同級生とかと、よく勝負しました。ジュースとかアイスとか賭たりして」
花巻
「お、なら俺らもなんか賭ける?(ニヤッ」
暦
「良いですよ」
花巻
「〝負けた方は、勝った方の頼みを一つ聞く〟で良いか?」
及川
「マッキー!なにその賭け‼︎(なんか企んでるの⁉︎)」
暦
「そういうのは、内容によりますけど…まぁ、良いですよ。それで」
コース(最難度)と速度(最高速)を選択し…レースゲームが始まった。