第19章 憧憬と羨望
〜暦 side〜
試合は、町内会チームが押している。
フェイントとか、良いタイミングで持ってくる…流石は、ベテランだな〜。
24対19で、町内会チームのセットポイント。
翔陽が、東峰先輩をジーっと見てる。
日向
(俺、今エースをマークしてる。烏野のエースと戦ってる)
菅原先輩が、東峰先輩に平行トスを上げた。
東峰
「!」
翔陽のブロックが立ちはだかる。
ドバチィッ
東峰先輩のスパイクは、翔陽のブロックを打ち抜いた。
ピッ ピピーーッ
第1セットは、町内会チームの先取。
東峰
「凄く跳ぶのは、わかってたけど…目の前に来ると、本当に凄いな…一体、どのくらい跳んでるんだ…アレ…」