第3章 騒がしい初日
強力な個人技、それだけで勝てる試合もある…けど、それじゃある程度までしか上がれない。
少なくとも、天辺には行けない…絶対に。
暦
「だってバレーは─」
日向/影山
「キャプテン!!!」
全
「⁉︎(ビクーッ」
私の言葉は、外からの大声に遮られた。
田中
「何だっ誰だっ(ドキドキ」
菅原
「(バクバク」
なんか悲しい…誰だ邪魔したの!
私は、声の聞こえた扉に駆け寄り、その扉を開けた。
暦
「!…え、ずっとそこに居たの⁉︎」
そこには、日向君と影山君が立っていた。
日向
「ミスんなよっ」
影山
「おめーだよ」
2人は、何やら小声で言い合ってる。