第17章 大きくて小さな人
東峰
「おース。今年何人?」
菅原
「4人とマネが1人。多くはないけど、皆有望株だよ」
東峰
「そうかあ」
東峰先輩、見た目より温和っぽい…
東峰
「頑張れよ」
東峰先輩が、翔陽の腕をポンと叩いた。
日向
「えっ、一緒に頑張らないんですかっ?」
東峰
「!」
日向
「俺、エースになりたいから、本物のエース、生で見たいです!」
東峰
「──…」
3年男子
「東峰ー、先生待ってるってばー。進路指導〜」
東峰
「………悪い。俺は、エースじゃないよ」
東峰先輩は、自嘲気味に笑いながら、進路指導に向かって行った。
日向/影山/暦
「⁇」
“俺は、エースじゃない”…?