第17章 大きくて小さな人
3年3組教室前
日向
「誰が、入るか…」
暦
「3人ともでは、ちょっと迷惑だよね」
影山
「言出屁の日向でいいだろ」
暦
「じゃあ、翔陽、よろしく」
日向
「わ、わかった」
いざ、入ろうとしたけど…翔陽は、怖気づいたっぽい。
日向
「やっぱ、影山先行けよっ」
影山
「はぁ⁉︎お前が、エース見たいって言い出したんだろ‼︎」
日向
「だって、3年の教室なんて、恐くて入れない(汗」
暦
「なら、私が─」
菅原
「待てよ、旭‼︎」
菅原先輩が、誰かを追いかけ、教室から出て来た。
日向/影山/暦
「“旭”⁉︎」
?
「?なに?」