第2章 出会い
〜暦 side〜
影山
「─“それ”の、どこが去年と違うんだ」
影山君の言葉に、日向君が立ち上がった。
日向
「─もう一本」
澤村
「おい!(怒」
教頭
「主将の指示を聞かないなんて、問題だねぇ」
暦
「ちょっと!2人共、いい加減に…」
影山君が、再びジャンプサーブを打った。
って、また無視か‼︎
湾曲線を引くボール…その正面に、日向君が移動した。
影山
「!」
おお、速い反応…ちゃんと正面でボールを捕え─
ドガ ガッ
日向
「Σほぐっ」
─てたけど、腕から顔面にボールが跳ね返った。