第12章 プレッシャー過多
飛雄を“王様”って呼んだ…もしかしてこの人、飛雄の元チームメイト…?
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「そっちでどんな独裁政権敷いてんのか、楽しみにしてるわ」
暦
「!な…」
そんな言い方…!
影山
「…………ああ」
飛雄は言い返さずに、そのまま歩き出した。
?2
「……?」
バシッ ベシッ
龍先輩と菅原先輩が、飛雄の背中を軽く叩いてる。
?2
「なんだ…あいつ…大人しいフリしやがって…」
暦
「フリなんかじゃないです。そんな言い方、やめてください」
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「!」
飛雄は大人しく引き下がったんだし、私が噛み付くわけにはいかない…現に中学の時は“王様”だったわけだし…
暦
「彼は、ちゃんと変わりました」
今の飛雄を知ってもらえれば…