第12章 プレッシャー過多
鞄や荷物を持って、青葉城西の体育館へ移動する。
その途中、誰かの話し声が聞こえてきた。
?
「烏野つったら、マネが美人ってことくらいしか覚えてないし」
?2
「マジっスか⁉︎」
?
「そーなのよ!ちょっとエロい感じでさ〜」
バレー部の人かな…潔子先輩の事話してるみたいだけど…
?
「あ、あとそう言や、ガラの悪い奴居たな〜。ボーズで目付き悪くてさ〜」
?2
「マジすか」
龍先輩の話に変わると、当の龍先輩がその声の方へ向かい出した。
マズい予感…!
?
「アッタマ悪そうな顔したー…⁉︎」
突然声が止まった。
校舎の角の向こうのその人達へ、龍先輩がヌーンと顔を出したからだ。
龍先輩、飛雄、蛍、忠が青城選手2人の前にぞろぞろと移動する。
心配だから、私もその後に続いた。