第11章 緊張の様子
ジャージはきながら宣言しようとしたら、田中さんに遮られた。
田中さんは、おれの足を指差す。
田中
「お前が穿こうとしてる“ソレ”、上着だけど」
え。
田中
「どうした‼︎オシャレか‼︎(ギャハハハハッ」
日向
「ちっ、違います!わざっとで…態とですよっ」
何やってんだ、おれ!
日向
「ちょっとキンチョーを紛らわそうと…」
田中
「なんだ、やっぱビビってんじゃねえか(笑」
日向
「ビビってません‼︎」
急いでズボンをはいて、おれは部室を後にした。
明日は、ちゃんとやんないと…!中学とかこの前の3対3と違って、これからは…おれの代わりが居る…‼︎
『総崩れだ』
日向
「ヒィィ…嫌だ〜!交替イヤだ〜」
折角、チームメイトが揃ってるコートに立てるんだ…!ちゃんと最後まで、出たい‼︎