第11章 緊張の様子
暦
「翔陽、飛雄、そろそろ休憩にしよ」
日向
「ええー!待って、もう一回!」
暦
「キリがないからダメ!先輩達来る前に、コート以外の準備もしておきたいし、もう終わり!」
私は、問答無用でボール籠をサッとコートの脇に寄せた。
2人にタオルを手渡して、準備室の方に向かう。
影山
「仕方ねえ、ボール出しなしでも…」
日向
「おお!」
暦
「休憩しなさい‼︎」
いい加減にしろ‼︎
少しして準備室から出ると、何か翔陽と飛雄が言い合ってるのが見えた。
また喧嘩?取り敢えず、止めなきゃ!
暦
「2人とも!喧嘩は──」
影山
「この日向ボケェ‼︎」
ガシッ ブンッ
え⁉︎投げっ…