第9章 黒色のジャージ
田中
「でも良いんスか、スガさん!俺は…俺は、納得いかないっつうかっ!」
暦
「青城って所は巫山戯てますよね」
田中
「まったくだ!」
怒る龍先輩と私を見て、菅原先輩は苦笑する。
菅原
「…そりゃあ、悔しいけど……でも、影山が中学ん時と同じだと思ったら大間違いだって、見してやりたいじゃん!」
影山
「!」
バシッと飛雄の肩に手を置いて、菅原先輩はニッと笑った。
暦
「菅原先輩…カッコイイです!」
菅原
「え…そ、そうかな(照」
暦
「そうですよ!」
あんな失礼な条件に怒るんじゃなく、飛雄の為になると笑う…本当に良い人だ、菅原先輩!
暦
「今日一番カッコイイです!」
日向
「暦、おれは⁉︎」
田中
「ゴラァ暦‼︎3対3見といて一番ってなんだ‼︎」
えー…何で怒鳴られるの?