第8章 映せる景色
影山
「おい、何してる!もっと速─…」
日向
「‼︎」
影山
「───……………」
怒鳴りかけたけど影山君、なんとか言い止まった。
月島
「でたー、〝王様のトス〟!」
影山
「チッ(イライラ」
暦
「今のが、噂の王様のトス…」
な、成る程…確かに、合わせるの大変だ。
菅原
「………」
上がる方向とスピードが分かってれば、あのトスでも打てるかな…私なら、どう合わせよう…
暦
「うーん……」
菅原
「?鳴宮、どうかしたか?」
暦
「あ、いえ、何でもないです(汗」
思わず考え込んじゃってた…日向君に注意したばっかりなのに!
私は、心の中で日向君に謝った。