第52章 大事なこと
暦
「従兄弟の従兄弟っていうか…梢の従兄弟なんですけど、私とは遠過ぎるから親戚とは呼ばないかなって…」
東峰
「そんな遠い親戚とも仲が良いのか、鳴宮は」
暦
「はい!小学生の頃は、毎年GWと夏休みと冬休みに会ってました」
東峰
「へぇー良いなぁ、そういうの」
その度にバレーボールして競ってたな〜…懐かしい。
暦
「私が遊びに行ったり、わっくんが遊びに来たり…やっぱり幼馴染の方がしっくり来る感じですね」
目を閉じて過去を懐かしんだ後、目を開けると…
暦
「?…あれ?(汗」
澤村先輩と東峰先輩、力先輩、久志先輩、一仁先輩…以外の皆が、なんか険しい顔してた。
暦
「どうかしました?」
菅原
「いや…」
日向
「暦、もしかして…」
暦
「何?」
日向
「前に、暦が言ってた元彼って、その幼馴染の事なのか⁉︎」
…はい?